【アメリカ】ドローンガールが語る大学時代の出会いからこれまで#01

2017.1.19

「Drone Girl(ドローンガール)」というウェブサイトをご存知だろうか。そこでドローンの最新情報やレビューなどを積極的に発信しているサリー・フレンチさんは、まさにアメリカを代表するドローン女子の1人だ。『CATALYST』取材班が初めてサリーさんに出会ったラスベガスでのイベント「InterDrone」。
彼女は、昨年に続き今年もレクチャーなどで登壇していた。
ドローンについてポジティブに発信し続け、普段からドローンを楽しんでいる姿が画像や動画から伺える。

米サンフランシスコのベイエリアを拠点に活動する彼女に、ドローンとの出会いやドローンのトレンドについて話を聞いた。

初代 Phantomの頃にブログを始め、今はフルタイムの仕事に

ーまず日本の読者へ向けて、最近の活動内容を含めた自己紹介をお願いします。

こんにちは!サリーです。
でもインターネット上では「ドローンガール」として知られています。

主にドローンで撮った動画をアップする場として「ドローンガール」ブログを始めた時は、DJI のPhantom がまだ初代の頃でした。いまはフルタイムの仕事として、ドローンに投資している会社のことからドロニストのことまで、毎日ドローン業界のことを書いています。

ーミズーリ大学時代にドローン・ジャーナリズムの講座を取ったのが、ドローンとの出会いだったそうですね。その講座ではどんなことを学んだんですか?

講座では、飛ばし方について学んだのは少しで、主には法律やモラル、ジャーナリズムにおけるドローンの活用方法について学びました。

フォトジャーナリストにとってドローンは、ツールバッグの中にある数種類のレンズや録音機器などと同じくひとつの道具で、違った種類のカメラと言えますね。

大学でドローン・ジャーナリズムを受講したのがきっかけ

ーサリーさんは「ドローンガール」をいつ、どのように始めたんですか?

大学でのドローン・ジャーナリズムの講義が終わった2013年前半に「ドローンガール」を始めました。もともとは自分が学んだことと、撮った映像をアップしていくことを考えていたんですけど、ドローンを語るメディアのニーズがすごくある、ということに気付いたんです。

ーそれはどういうきっかけがあったんですか?

たとえば、ドローンがホワイトハウスに墜落したとか、火事の時にドローンがじゃまになったとか、メディアはネガティブなストーリーに飛びつきがちです。

でも、どれだけ多くの人がドローンによって助けられたとか、どれだけのコストが削減されたか、といったポジティブなストーリーはほとんど取り上げられることがありません。それで、私のサイトは肯定的な観点でドローンを語るメディアにしようと考えたんです。

クジラの鼻水を採るようなクリエイティブなドローン活用に興味アリ

ーどのようにドローンを飛ばすのが好きですか?最近興味があることは?

個人的には、単に友達と一緒に飛ばすのが好きですね。でも、本当にクリエイティブなドローンの活用方法というのにすごく興味があります。

ーたとえば具体的にどういった活用方法ですか?

探索・救助、データ収集をはじめ、ドローンにはすごくたくさんの使い方があります。

中でもお気に入りなのは、クジラの鼻水の採取ですね。
クジラのDNAを収集するのはすごく難しいことなんですけど、近年はドローンによって鼻水の中からDNAを採れるようになりました。カップやネットのような仕掛けを付けたドローンをクジラの上でホバリングさせて、クジラが吹き上げる鼻水を収集するんです。

まったく接触しないので、何が起きているかクジラはわからないはずよ。

ードローンは海の上でそんな活用のされ方もしてるんですね!


ドローンによるクジラの鼻水採取の様子

ドローンに携わる女性たちとの出会いが励み

ーアメリカには、ドローンを飛ばしている女性がたくさんいるんですか?

私が飛ばし始めた頃は、ほかにドローンを飛ばしている女性は知らなかったわ!

すごく親切ですてきな人たちが集まっているドローンのミートアップのグループに加わったんですが、そこに女性はいなかったですね。
それから少しずつ、ドローンに携わる女性に出会えるようになってきていて、励みになってます。

ードローン業界で活躍する女性も少しずつ増えてるんですね。

ドローン規制についての専門家として、100万ドル(約1億円)規模のビジネスをしているすばらしいビジネス・ウーマンにも出会いました。
彼女は実際、ドローンの飛行についての規制だけでなく、いくつかのドローンレースのルールにも影響力を持っているんです。ドローン業界には本当にたくさんの才能ある女性がいます。
今後、彼女たちはドローン業界でもっと注目される存在になっていくはずです。

アメリカでもドローンにまつわるニュースは物議をかもすこともあるようだが、大学時代にドローンに魅せられたサリーさんは常に肯定的な観点で情報を伝えている。
後編ではプライベートでのドローンの楽しみ方や、ドローンに興味がある女性へのメッセージなどを聞いていく。

取材・執筆 :

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アメリカのドローンガールが語る大学時代の出会いからこれまで(前編)

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