芸人、そして表現者として「谷+1。」がドローンで目指すこと#02

2017.1.23

ドローンを駆使したパフォーマンスを披露するドローン芸人「谷+1。」。売れない芸人時代が10年以上続いたが、ドローンとの出会いで激変した芸人人生。
ドローンと出会うまでのストーリーにフォーカスした前編。後編では、ドローン芸、そしてドローンレースを通じて目指す谷+1。の「夢」を聞いた。

仏ドローン大手パロット 日本最大の広告塔

ー谷さんのドローン芸といえば「マシュマロキャッチ」ですが、これに使っているドローンはずっとパロット社のARドローンなんですか。

そうですね。もともとARドローン持っていましたが最大の決め手は宙返りできてそこそこの大きさで見た目のインパクトがあって安全であることからですかね。
ほかにもピーナッツとかラムネを使うときもあって、この場合はミニドローンを使いますが、メインはARドローンですね。

ーなるほど。噂では谷さんはパロット社からスポンサーを受けていると。

最初は自分のARドローンを使ってマシュマロキャッチの動画をYoutubeにアップしていたのですが、あるときパロット・フランス本社から連絡がきて「お前、なにやってんだよ!おもしろい動画アップしてるね」って(笑)
その時最新だったミニドローン「ジャンピングスーモ」を使って何かやってくれと送ってもらったことがあるんですよ。
この時からパロット社関係の方々とお知り合いになるきっかけになりましたね。
なかなかスケジュールが取れなくてまだ行けてないんですけど、フランス本社にご挨拶に行きたいです。

ーすごいですね。

うれしいことにパロット社が日本で行うイベントには必ず招待してもらえるようになりました。

ー日本でパロット社のドローンをここまで使い込んで、認知普及させているひとはいないですからね(笑)

ARドローンでマシュマロキャッチを始めて3年くらい経ちますが、いろんなところで披露させてもらっていて海外でもやったことがあります。

ー海外ですか。

ドローン芸ってお笑いというより大道芸の要素が強いじゃないですか。もしかするとアメリカとかの方がウケるんじゃないかと思って、ロサンゼルスに行ってやったんですよ。

ーたしかに。日本よりウケそうな感じがしますね。実際どうだったのですか。

ビバリーヒルズの公園とかロサンゼルス中でやったんですが、手応えはすごくありました。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のセットで、主人公マーティーの家があって、そこでもドローン芸をやりました(笑)
ロスにはボイスパーカッションができる先輩芸人と一緒に行って、彼が映画の曲を担当して、ぼくがドローン芸をする。

ーおもしろい!『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のセットとは贅沢ですね(笑)

2014年頃なので、まだドローン規制ができる前で、かなり自由にできました。

デロリアンを体感できるFPVドローンレース

ー最近は、ドローン芸だけでなくFPVドローンレースにもかなりはまっているみたですね。何がドローンレースを始めるきっかけになったのですか。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に出てくる「デロリアン」の影響です(笑)
FPV(1人称視点)の映像を見ていると、まさにデロリアンに乗っている感覚になるんですよ。

ーなるほど。デロリアンを疑似体験できる。本当に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が好きなんですね(笑)

ドローンやラジコンをやっている方々に認めてもらいた一心ではじめました。ドローン芸人と名乗っているからにはと思いましてレースの世界に飛び込みました。
それから、アメリカで2015年末に開催されたレースドローン・フリースタイル大会「F3 Expo」でのSkitzoというひとのパフォーマンスに衝撃を受けたこともドローンレースを始めるきっかけになりました。

ーたしかにあのパフォーマンスはすごかったですよね。ドローンレースを始めたのは2015年末頃なんですね。

2015年11月に始めて、今年の1月くらいからアクロモード(上級者モード)で飛ばせるようになりました。

ー最近はいろんなところでレースに参戦してますね。

この前秋田県仙北市で開催されたドローンレース大会にも出場しました。準決勝進出はできなかったですが、フリースタイルに出場できたことはいい経験でした。

ーフリースタイルは日本初の開催でしたね。谷さんは芸人であり表現者だからドローンでいろいろ表現できるフリースタイルが合っているような気がします。

ー谷さんの使用しているレース用ドローンを見せていただいてもよいですか。

ぼくが最近使っているのは、韓国のレースドローンブランド「AsrtoX」のフレームです。

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ーすごいペイントですね。かっこいい!

先輩芸人のネゴシックスさんにペイントしてもらったんですよ。
見てください、ESC(スピードコントローラー)のところとか、イラストが隠れてしまうのでESCにシールプリントして貼り付けました!僕のアイディアです。内部の見えないところまでペイントされていて、ネゴシックスさんにこだわって作っていただきました。

ー「ドローンアート」という新しい領域を開拓したのでは(笑)

そうかもしれないですね。
ここまで細かくペイントをほどこしている人はいなく仙北市の大会で海外選手が物珍しそうに見ていました。注目してくれてとても嬉しかったです。

芸人、そして表現者として谷+1。がドローンで実現したいこと

ー今後ドローンを使って目指したいことは。

Skitzoは目標とするフリースタイル・パイロットの1人で、彼のようになれるか分かりませんが、表現者としてフリースタイルを極めたいと思っています。
もちろんレースでタイトルを取ることも目標です。

ーいいですね。

芸人としてドローンでどこまでいけるか。日本国内だけでなく、海外での経験を積み重ねたいと思っています。
だからドローンを通じて海外とのコミュニケーションをもっと取りたいんですよ。
この前の仙北市の大会で海外選手といろいろ話す機会があったのですが、とても新鮮でした。
ドローンって言葉が通じなくても人をつなげる不思議な力があります。あとは次の世代のドローンの可能性をしっかり見せたいと思っています。いろんな角度から刺激を与えたいんです。

ー谷+1。の海外進出もあるかもしれないということですね。今後の活躍に期待しています。

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芸人、そして表現者として「谷+1。」がドローンで目指すこと(後編) 

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