【ドバイ】ドローンレース世界大会速報、15歳が最速タイム叩き出す

2017.1.23

2016年3月7日、ドバイで賞金総額約1億2000万円のドローンレース世界大会「World Drone Prix」が開幕した。世界から集まったトップパイロットたちが、トラックレースとフリースタイルの2種目で競い合う。トラックレースは72チーム、フリースタイルは30人が集結した。

 

会場の様子 登録を待つチーム会場の様子 登録を待つチーム

2015年ドローン世界大会「Drone Nationals」で優勝したChad Nowak氏の姿も(写真右)2015年ドローン世界大会「Drone Nationals」で優勝したChad Nowak氏の姿も(写真右)

日本からも3チームがトラックレースに参加している。2月14日に慶應大学SFCで開催された選考会で優勝した高校生パイロット高梨智樹さん率いる「FPV Robotics」、慶應SFCのFPVパイロット高宮悠太郎さんが立ち上げた大学内ドローンチーム「KART」、そして日本トップクラスのパイロット技術を持つ高橋亨さん率いる「Team Hitec FPV Japan」だ。ちなみに筆者はフリースタイル部門に出場した。
大会は7日、8日に予選、そして11日、12日に決勝が行われる。トラックレースで決勝に進めるのは、予選を勝ち抜いた32チーム。決勝進出チームは、7日に記録した最速ラップタイムと8日の予選で記録する5周分の時間を合計したタイムで決まる。

Image title予選は世界のトップパイロットもクラッシュする難コースで実施された

7日の最速ラップを叩き出したのは、欧州のチーム「Tornado X-Blades」に所属する若干15歳のLuke Bannisterさんだ。大会本部が情報を出さない方針のため、正確なタイムは分からないものの、関係者によるとLukeさんの最速ラップは18秒台とのこと。その他のチームは20秒台、30秒台だ。
実はLukeさんは、YoutubeのドローンレースコミュニティではBanniUKの名で知られる人気パイロット。ただ、予選当日は体調が悪かったことに加え、緊張でいつものフライトができなかったと、悔し涙を見せていた。

悔し涙を流すLukeさん 15歳ながら大人顔負けの操縦を披露したが本人は納得していない悔し涙を流すLukeさん 15歳ながら大人顔負けの操縦を披露したが本人は納得していない

Lukeさんだけではなく、優勝候補のパイロットたちも苦戦を強いられる難コースのため、クラッシュが続出しており、誰がファイナルに進出できるのかまったく読めない状況だった。
しかし予選2日目になると、緊張がほぐれたトップパイロットたちはいつもの調子を取り戻し始め、5周のタイムをしっかりと刻んでいった。予選2日目の最速を叩き出したのもLukeさんだ。

1日目は機体トラブルで本領発揮できなかったChad氏も2日目はリラックスして予選3位通過1日目は機体トラブルで本領発揮できなかったChad氏も2日目はリラックスして予選3位通過

一方、日本勢はKARTが8日の5周を完走するも、Team Hitec、Team Roboticsは5周完走ならず、苦戦を強いられた予選となった。

Team Roboticsの高校生パイロット高梨智樹さん 難コースに苦戦したTeam Roboticsの高校生パイロット高梨智樹さん 難コースに苦戦した

パイロット席に座る慶應SFCドローンチームKARTの高宮さんパイロット席に座る慶應SFCドローンチームKARTの高宮さん

7日と8日の予選を終え、9日未明に決勝進出チームが発表された。
トラックレース予選トップ通過は、7日と8日に最速タイムを記録したLukeさんのチーム「Tornado X-Blades Bannie-UK」。2位通過は中国のチーム「D1」、3位はDrone Nationalsチャンピオン Chad氏率いる「Rotor Riot Nowak」、4位は地元ドバイのチーム「Drone Worx Dubai」、5位は米コロラドに拠点を置く「DroneXlabs」となった。アジアからは、韓国チーム「GIGA5 Youngrok Team」「GIGA5 Minchan Team」がそれぞれ6位と7位に食い込んだ。米トップパイロットの一人、Steele Daves氏のチーム「Rotor Riot Steele」は9位となった。

会場で陽気に挨拶するトップパイロットSteele氏会場で陽気に挨拶するトップパイロットSteele氏

韓国Minchan Teamの12歳パイロット、キム・ミンチャンさん韓国Minchan Teamの12歳パイロット、キム・ミンチャンさん

残念ながら日本勢の決勝進出はならなかったが、確実に次の世界大会に向けた経験を得たはず。今後の活躍に期待したい。筆者もフリースタイル部門ファイナル進出はできなかったが、世界レベルを肌で感じたことで、次のステップが明確になった。
10日の練習セッションをはさんで、11日から決勝ラウンドが始まる。このままLukeさんが圧倒的な速さで優勝をさらっていくのか、またはベテランパイロット、中国・韓国のアジア勢が追い上げるのかぜひ注目したい。

決勝は野外の特設コースで実施される決勝は野外の特設コースで実施される

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