FPVドローンレース練習方法 最短最速で上達するための5ステップ

2017.1.23

まずは練習ステップを紹介したい。この内容を元に操縦のレベルがアップすれば幸いだ。

誰もが「ヒーロー」に 黎明期のスポーツ「ドローンレース」

今年3月にドバイで開催されたドローンレース世界大会「World Drone Prix」を皮切りに、欧州、米国、アジアで大型の大会が増えてきているのをご存知だろうか。

米国では、国際ドローンレース協会(IDRA)がスポーツチャンネル大手ESPNと提携し、ドローンレースの1人称視点(FPV)映像をストリーミングするというニュースも話題になるなど、この数カ月でさまざまな展開を見せている。

こうした動きは、ドローンレースが「スポーツ」として広く普及し始めていることを物語っている。
※一方、レース用ドローンを使ったフリースタイルは表現方法の手段、つまり「アート」として発展している。

別の見方をすると、ドローンレースはまだ黎明期で、ベテランと呼ぶことのできる選手がいないということ。つまり、誰もが大会に出場し「ヒーロー」になれる可能性があるということだ。
実際、ドバイの世界大会で優勝したのは、英国の15歳パイロット。彼のドローンレース歴はまだ2年も経っていない。

Image titleドバイのドローンレース世界大会で優勝したLuke Bannisterさん(15歳)

誰もがヒーローになれるドローンレース。しかし黎明期のスポーツであるため、確立したメソッドがあるわけではない。操縦スキルやトリックの種類は、パイオニアたちが試行錯誤しながら開拓中なのだ。

筆者は幸運なことにドバイ世界大会(フリースタイル部門)に出場し、ドローンレース界のパイオニアたちに会い、さまざまなアドバイスをもらうことができた。そして、このアドバイスに筆者自身の練習方法を組みあせて、ドローンレース初心者が世界大会に出場するために必要な技術を最速・最短で習得するための練習方法を「5ステップ」にまとめてみた。

筆者がFPVドローンレースを始めたのは2015年8月頃、そしてドバイ世界大会に出場したのがそれから約半年後。この5ステップでしっかり練習を積めば、半年ほどで世界大会へ出場できるレベルに到達するはずだ。

FPVドローンレース練習 最短最速で上達するための5ステップ

以下が「FPVドローンレース練習方法 最短最速で上達するための5ステップ」だ。

Image title

これが最短最速で上達する5ステップとなる。これらの練習を通して目指すのは「ドローンを自分の意のままに操れるようにすること」。
それではステップごとの説明に加え、各ステップで参考にしてほしい『CATALYST』のドローン練習記事を紹介したい。

ステップ0−−ドローンの購入

今からドローンレースを始めようと考えている読者もいるだろう。上記のステップ5の練習に入る前に、レースドローンを始めるには以下のような選択肢があることを知っていただきたい。

・すでに組み立てられた(ARF/RTF)ドローンの購入 Vortex Pro, Vendettaなど
・自作レースドローン QAV210、AstroX210など
・低価格小型ドローン

まったくドローンに触ったことがないというひとには、まずはレースドローンではなく、小型ドローンをオススメする。小型ドローン選びにはこちらの記事を参考にしてほしい。
小型ドローンをある程度飛ばしたことがあるというひとは、本格レースドローンを選んでほしい。人気のレースドローンについてはこちらの記事が参考になるだろう。

レースドローンを自作したいというひとには、以下の2記事がオススメだ。
http://catalyst.red/articles/fpvdrone
http://catalyst.red/articles/build-drone-astrox-korea-1

ステップ1−−基礎練習(目視)
ステップ1は、操縦の基礎スキルを固めるための目視での練習だ。この基礎練習は、レースドローンで行う前に、小型ドローンで行うことをオススメする。レースドローンは非常にパワフルなので、小型ドローンの操縦を完璧にこなせなければ、コントロールできずクラッシュということになりかねないからだ。

ステップ2−−FPVコンピューターシミュレーション
ステップ1でドローンを目視でコントロールする基礎技術を習得した後、ゴーグルやディスプレイを使い、1人称視点(FPV)で操縦することになるが、いきなり実機でFPVの練習を行うより、シミュレーターを使った方が効率良く操縦技術を向上させられる。主なドローンレース用シミュレーターは「FPV Freerider」と「Liftoff」の2つ。
筆者は最近「Liftoff」もよく使用しているので、このシミュレーターを使った練習方法についても今後触れる予定だ。

ステップ3−−屋外でのFPV練習(Horizon Mode)
ステップ3では、DJI社のPhantomのように自律的に水平飛行を保つ「Horizon Mode」での練習。この段階では、実機の操縦とFPV映像に慣れることが目標となる。

ステップ4−−屋外でのFPV練習(Acro Mode)
ステップ4は、より俊敏な動きができる「Acro Mode」に慣れる練習だ。世界のトップドローンレーサーたちは例外なくこのAcro Modeで操縦しているので、このModeで飛ばせることが世界大会参加への必要条件となる。避けられないステップだ。

ステップ5−−高速&アクロバティック練習(上級者)
ステップ5は、Acro Modeで自由自在にドローンを飛ばすための練習となる。フリースタイルでも頻繁に使われるトリックもこのステップで練習する。
動画で学ぶFPVレースドローン・フリップ基礎練習

ステップ3〜5は実際にレースドローンを飛ばしている動画の方が理解が進むはずなので、今後動画を交えて具体的な練習方法を紹介していく予定だ。

Youtubeにも操縦技術上達のヒントとなる動画が多くアップされているので、ぜひチェックしてほしい。
以下の動画は、ドバイ世界大会の優勝者、Luke Bannisterさんのローカルレースの様子。狭いコースでしっかりコントロールしていることが分かる。

取材・執筆 :

参考になった?

6 68
FPVドローンレース練習方法 最短最速で上達するための5ステップ

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Keywords

Back Numbers

  • DRONE RACE
  • AI
  • DRONES
  • Motoaki Saito
  • Biohack
  • FUTURE LIFE
  • Singularity World
  • WORK
  • MOVE BEYOND
  • 10