LCCが可能にする21世紀のライフスタイルー北海道、沖縄どこへでも

2017.3.28

好きな場所で働き、好きな場所で休暇を過ごす。
この新しいライフスタイルを可能にする21世紀の移動手段LCC。
航空券コスト感の歴史を知ればLCCのありがたみが見えてくる。

LCCが可能にする「好きな場所で働き・休暇を過ごす」ライフスタイル

国内を長距離移動するときの交通手段はなんだろうか。

仮に東京からだと大阪、名古屋、仙台までの範囲なら新幹線を選ぶひとが多いだろう。

一方で、それより遠くなる場合、たとえば東京から九州や北海道などに行く場合はどうだろうか。

少し前なら新幹線を使うか、飛行機を使うか、迷っていたところかもしれないが、LCC(低コスト航空会社)の登場で迷うひとは少なくなったのではないだろうか。

時間とコストを考えると圧倒的にLCCの方が有利だからだ。

飛行機

たとえば、東京から北海道函館に行くとしよう。

GoogleマップとGoogleフライトで「東京ー北海道函館市」を調べてみると、鉄道を使う場合、片道の所要時間5〜6時間でコストは2万2000〜3000円ほど。

一方、飛行機を使う場合、片道の所要時間は2時間弱、コストは1万5000円前後だ。さらに一部LCC料金が割安になっている場合があり、条件によっては7000〜8000円ほどのチケットを見つけることができる。

LCCを使う場合、条件が整えば所要時間もコストもに3分の1に圧縮することができるのだ。

コスト低下によるインパクトは大きく、北海道や沖縄などこれまでなかなか行くことのできなかった場所に頻繁に行けるようになった。

テクノロジーの進化速度が加速するなかで、働き方やライフスタイルも大きく変化している。この働き方・ライフスタイルの変化を後押しているのがLCCといえる。

北海道でも沖縄でも、好きな場所で働いて、好きな場所で休暇を過ごす。LCCがなかったら実現できないライフスタイルだ。

LCC登場前の航空券の歴史

LCCがなかった時代を振り返ってみると、いまがどれほど恵まれているかが分かる。

戦後すぐの1950年頃の空港運賃がどれほどだったか知っているひとは少ないだろう。

東京ー名古屋間3000〜4000円、東京ー大阪間5000〜6000円、東京ー札幌間1万円ほどだったようだ。

これらの価格が当時のひとから見て高いのか安いのかを考える必要がある。そこで給与に対する航空券コストの割合で見てみたい。

当時のひとがどれくらいの給与をもらっていて、その給与のうち航空券コストがどのくらい占めるのかを計算すれば、高いのか安いのかイメージしやすいだろう。

今回は当時の給与水準を国家公務員の初任給で考えてみる。

人事院の「国家公務員の初任給の変遷」によると、1951年(昭和26年)の国家公務員初任給は5500円。

1カ月分の給与でやっと東京から名古屋行きの片道チケットが買えるほどだ。

初任給20万円ほどの現在で考えてみると、東京ー名古屋の片道チケットが15万円ほどする比率になる。東京ー大阪間では、給与の100%またはそれ以上になる。

ただし、1950〜80年代にかけて高度経済成長が続き、給与水準もうなぎのぼりとなり、多少贅沢ではあるが手が届くようになってきた。

1980年、国家公務員の初任給が初めて10万円を超えた。この頃の航空運賃は東京ー大阪間が片道1万4000円ほど。給与に対する航空券コストの割合は14%だ。1950年代のように、まったく手が出せないコスト感ではなくなったが、頻繁に利用するのは難しい。

1980年代から現在まで航空運賃自体には大きな変動がなかった一方で、給与水準が2倍ほど増加したため、さらに手頃になってきている。そして、その手頃感を一気に高めたのがLCCだ。

LCCを使えば東京ー大阪間は片道4000〜5000円ほど。給与に対する航空券コストの割合は2.5%ほどでしかない。1950年代、80年代と比較するとどれほど安くなったか一目瞭然だ。

コスト感から心理的距離が遠かった沖縄もいまでは片道6000〜7000円と非常に身近な場所になった。セールやポイントなどでさらに安くなることもある。少し高めの飲み会を1回分我慢すればで沖縄に行ける時代になったのだ。

北海道でも沖縄でも、好きな場所で働いて、好きな場所で休暇を過ごす。

これは特別なひとだけではなく、誰もが実現できる21世紀「普通」のライフススタイルとして広がりつつある。

LCCだけでなくAirbnbやクラウドベースのワークスペースを活用して、新しいライフスタイルを試してみてはいかがだろうか。

取材・執筆 :

シゲキ的?

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LCC

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