世界のドローンレース参戦への第1歩 小型ドローンの選び方と操縦トレーニング#01

2017.1.23

Youtubeなどでも映画『スターウォーズ』に出てくるポッドレースさながらの迫力あるレース映像が投稿されており、世界中で多くのひとを魅了している。

このような映像を見たことがあるひとは自分でもドローンを自由自在に飛ばしてみたいと思ったことがあるはずだ。ただ初めての場合、どのようなドローンを買って、どのような練習をすればよいのか、分からないという声は多い。

そこで「ドローンの選び方と練習方法」を2回にわたり紹介していきたい。今回は、特に初心者のドローンの選び方にフォーカスし、初めてのドローンに最適な手のひらサイズの小型ドローンを紹介したい。

初心者は手のひらサイズの小型ドローンが最適

2015年12月10日に施行された改正航空法により、ドローン飛行に関するルールが定められた。夜間飛行や目視外飛行に承認が必要となるなど規制強化されたが、機体重量が200g以下の場合に加え、屋内での飛行が規制対象外となり、自由度は一部担保された形となった。
つまり、「屋内でかつ200g以下」のドローンに限っていえば、規制を気にせず気軽に飛ばすことができるということだ。
こうした理由もあり、初心者のドローン選びでは、室内で練習できる手のひらサイズの小型ドローンが好ましい。室内での練習なので、外での墜落の心配がなく、小型で軽量のため万が一墜落してもダメージを小さく抑えられる。
ドローンの操縦は、小型も大型も同じなので、小型ドローンの操縦が十分にできるようになってから、より大きい上位機種やよりパワフルなレース用ドローンに移行するのがよい。
手のひらサイズの小型ドローンは、直径4cmの超小型のものから、直径約6cmのものまでさまざまある。

ドローンのサイズはさまざま 写真手前が超小型ドローンドローンのサイズはさまざま 写真手前が超小型ドローン

超小型ドローンで代表的なのは「PXY」「FQ777 Pocket drone」「QuatroX」などだろう。

Image title超小型ドローン 「FQ777 Pocket drone」(写真上)「PXY」(写真下)(写真提供 株式会社ORSO)

Image title超小型ドローン「FQ777 Pocket drone」 ペットボトルのふたより少し大きいサイズ(写真提供 株式会社ORSO)

これらはAmazonなどのネットショップ、ラジコンショップ、大手家電量販店などで購入することができる。
日本国内では「技適マーク」が付いていない機種を飛ばすと電波法違反になる可能性があるので注意が必要になるが、家電量販店やラジコンショップが扱うドローンには概ね技適マークが付いているはず。アマゾンなどで海外から直接輸入する場合は特に注意したい。

気になる価格だが、概ね3000〜5000円。1回だけ飲み会を我慢すれば購入できる価格だ。
最近では、超小型ドローンにカメラが付いたモデルも出ているので、超小型でも空撮が楽しめるようになってきている。
超小型ドローンより少し大きいサイズ(直径約6cm)では「Hubson X4」「Holy Stone」「Weekender by HITEC Q4i」などがオススメだ。
価格は8000円〜1万円ほどと、超小型ドローンに比べ若干高くなるが、パワーが増し操縦性が向上する。

小型ドローン「Hubsan X4」 超小型に比べ少し大きいが手のひらに収まるサイズだ小型ドローン「Hubsan X4」 超小型に比べ少し大きいが手のひらに収まるサイズだ

ドローンを選ぶときの注意点 操縦モード

ドローン選びで特に注意したいのが操縦モードだ。操縦モードはいくつかあるが、主に使用されているのは、モード1とモード2。ドローンを購入する際に商品説明やパッケージをチェックして、どちらのモードか確認してほしい。
モード1とは左スティックの上下がドローンの前進・後退(Pitch)、左右が水平方向の左回転・右回転(Yaw)、右スティックの上下が上昇・下降(Throttle)、左右が左移動・右移動(Roll)に対応する操縦モードのことだ。

モード1モード1

一方、モード2とは左スティックの上下がドローンの上昇・下降(Throttle)、左右が水平方向の左回転・右回転(Yaw)、右スティックの上下が前進・後退(Pitch)、左右が左移動・右移動(Roll)に対応する操縦モード。

モード2モード2

米国ではモード2、オーストラリア・欧州ではモード1が主流になっており、国ごとに主流のモードが異なる。日本ではモード1が主流のようだが、ドローンに関してはモード2を多く見かける。ラジコンをやっていた経緯でドローンを飛ばすひとはモード1、ラジコン経験がなくドローンから入ったひとはモード2を使用しているような傾向がある。ちなみに、筆者はモード2だ。

小型ドローンのデフォルトの操縦モードはモード2が多いように見える。

最近ではモードを変更できるコントローラーも販売されているので、どちらのモードから入っても問題はないと思われる。ただし、一度モード1に慣れると、モード2で飛ばすことが難しくなり、モード2に慣れるとモード1で飛ばすことが難しくなるので注意してほしい。どちらがよいかは利き腕や感覚などに左右されるので、まず両方のモードで飛ばしてみて、しっくりくる方を選んでみてもよいかもしれない。

次回は、小型ドローンを使ったドローン操縦の練習方法とユニークな遊び方を紹介したい。

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世界のドローンレース参戦への第1歩 小型ドローンの選び方と操縦トレーニング 第1回

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