価格と操作性が決め手!初心者が失敗しないドローンの選び方と練習方法

2017.1.20

最近、映画やテレビなどで頻繁に空撮利用されるようになってきたドローン。個人でも4K動画の空撮が簡単にできるようになった。Youtubeなどでもドローンによる空撮動画がアップされており、興味を持ち始めているひとは多いのではないだろうか。

『CATALYST』でも監修役の渡辺と筆者が率先してドローンを持って旅をする「ドローントリップ」を実践し、より多くのひとにドローンの楽しさが伝わるように活動している。

嬉しいことにドローンに関するコメントや質問を多くいただいている。
そのなかで、「ドローンを始めたいけど、どのドローンを買えばいいのかわからない」という声が多い。
そこで今回は、個人で楽しむためのドローンを用途別に紹介しながら、初心者におすすめのドローンを見ていきたい。

初心者向け どんなドローンが買えるのか

ドローンインフォグラフ

まず現在、個人で購入できるドローンをサイズ別に並べてみた。
ここからもさまざまなサイズがあることが分かる。

最上部のドローンは「Hubsan Nano」。手のひらサイズのでどこにでも持ち運べて、オフィスなどで飛ばして遊ぶことができる。
Hubsan Nanoのほかに同じサイズのドローンは多く、ラジコンショップなどで購入が可能だ。

Hubsan Nanoではないが、ほぼ同じ大きさのナノドローンHubsan Nanoではないが、ほぼ同じ大きさのナノドローン

初心者向けおすすめドローンは「Hubsan X4」

Hubsan Nanoの下に位置しているのが、「Hubsan X4」。
Nanoより大きいが、手のひらに収まるサイズだ。初めてドローンを買うひとにオススメするのがこのHubsan X4。
なぜなら、屋内でも飛ばせるサイズなので、練習用ドローンとして最適だからだ。Hubsan X4と同様のサイズのドローンも売られているが、入手の容易さや操作性などから、初心者にオススメしている。

Hubsan X4Hubsan X4

筆者が初めて購入したドローンはDJI社の「Phantom3 Professional」だったが、ドローン初心者だったころの操作練習のほとんどは同時期に購入したHubsan X4で行っていた。

Hubsan X4で練習するメリットは大きく2点ある。価格と操作技術の向上だ。
Hubsan X4の価格は1万円前後と、10万円を超えるPhantom3に比べてかなり安い。Phantom3を1回目のフライトでクラッシュさせたという話は少なくない。

Hubsan X4で練習することで、後にPhantom3などの高額機種に移行したときに、クラッシュする可能性が大きく下がる。
なぜなら、Hubsan X4などのホビー向けのドローンの方が操縦が難しい場合が多く、これらに慣れることで高額機種の操作を余裕を持ってできるようになるのだ。

ドローン事故を防ぐ練習方法

Hubsan X4とPhantom3で説明すると、ホビーと高額機種の最大の違いはGPSの有無といっていいかもしれない。
Hubsan X4にはGPSはついていないが、Phantom3には搭載されている。GPSはドローンの位置を把握するだけでなく、ドローンの位置を制御する役割を担っている。
また、高度の制御もしてくれる。
そのため、Phantom3はコントローラを触らなければ、自動で高度と位置を維持するのだ。

一方で、Hubsan X4は高度と位置の制御を自分で行う必要がある。3次元でのコントローラは初心者にとって非常に難しく、ホバリングさせるだけでもかなりの練習が必要だ。ホバリングができるようになれば、前方をいろんな方向に向けて飛ばす訓練をする。最も難しいのは、前方を自分に向けて飛ばす訓練だろう。なぜなら、前後左右全てが逆になり、直感的な操作ができなくなくなるからだ。

これに慣れると、GPS搭載ドローンの操作はかなり簡単になる。それだけでなく、GPS搭載ドローンがGPSシグナルを失ったときでも、パニックにならず対応できるようになるのだ。

日本だけでなく海外でもドローンの墜落事故が起きているが、GPSシグナルを失ったドローンの制御ミスで起こった事故は少ない。だから、操縦の難しいドローンで徹底的に練習することが大型ドローンを飛ばすときの事故発生確率を低減することにつながるはずだ。

操作に慣れてきたら検討したい「空撮用ドローン」

ある程度ドローン操縦に慣れてきたらParrot社の「Bebop」や「AR2.0」などにシフトしてもよいだろう。BebopはFull HDの映像を録画できるため、本格的な空撮を楽しむことができる。また、GPSによる制御機能もあるので、安心して飛ばせるドローンだ。

Full HDの空撮を楽しめるBebop
Full HDの空撮を楽しめるBebop

さらに本格的な空撮を楽しみたいなら、DJI社の「Phantom3 Professional」がオススメだ。飛行の安定性は抜群で、4K映像も撮れる。バックパックに収まるので、旅行に持っていくこともできる。

Phantom3はバックパックに入れて自転車ツーリングもできるPhantom3はバックパックに入れて自転車ツーリングもできる

空撮のプロを目指そうと考えているひとには、DJI社の「Inspire1」や「S1000」がおすすめだ。Inspire1には4Kカメラとジンバルが標準搭載されている。また、カメラを360度回転させられることで映像の表現の幅が広がり、空撮でのさまざまな要望に対応できる。

Image title空撮だけでなくピザも運べるInspire1

S1000は本格的なシネマカメラを搭載して飛行することができる。最近ではテレビや映画の撮影で頻繁に利用されている。ただし、S1000を扱うには必要最低限のドローンエンジニアリングの知識・スキルが必要になる。

このほかにもスタートアップから大企業までがドローンの開発にしのぎを削っているので、さまざまなドローンが登場する予定だ。今後は自律飛行するドローンが多くなりそうだ。

この映像に出てくるのは自動で障害物を避けながら、空撮する自律型のドローンだ。マーケットリーダーであるDJI社が自律ドローンを押し出すメッセージを発信したということは、今後マーケット全体が、この方向に進んでいくことを示している。

ドローンの楽しさは自分の手で操作することで実感できる。ぜひ今回紹介した情報を参考にして、実際にドローンを操縦する体験をしてみてほしい。

取材・執筆 :

参考になった?

3 37
価格と操作性が決め手!初心者が失敗しないドローンの選び方と練習方法

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Keywords

Back Numbers

  • DRONE RACE
  • AI
  • DRONES
  • Motoaki Saito
  • Biohack
  • FUTURE LIFE
  • Singularity World
  • WORK
  • MOVE BEYOND
  • 10