第1回 ドローン空撮クリエイター「大前創希」とは

2017.1.19

ビジネス・ブレークスルー大学専任教授でありながら、株式会社クリエイティブホープ代表取締役会長を務めるバリバリのビジネスパーソン大前創希氏。

父である大前研一氏譲りの頭脳と実行力を持つ。

そんな大前創希氏が今熱中しているのは「ドローン空撮」だ。

2016年2月に開催されたデジタルハリウッド主催の空撮コンテストで準グランプリとなるなど、腕前はすでにプロフェッショナルレベル。
またドローン空撮で地方創生を目指す株式会社Dron é motion(ドローンエモーション)を立ち上げ、同社の空撮パイロットとして活躍している。

全4回に渡ってお届けする本連載の第1回は、大前氏が空撮クリエイターとして活躍する素地はどのようにしてできたのか、学生時代にさかのぼり彼の人物像にフォーカスを当ててみたい。

ドローン空撮クリエイター「大前創希」の人物像

ー本日はよろしくお願いいたします。

はい、よろしくお願いいたします。

ーいきなりですが、ドローン界隈で噂になってましたが、最近痛風になったという話は本当ですか。

ええ、なりました。3日間起き上がれなかったですよ。体質的になりやすいんですね。遺伝みたいです。
あとは食生活とか、いろいろ重なって発症した感じです。

ー3日間ですか。そんなに痛いんですか。

痛いですよ。まず痛くなるのは足の親指なんですが、最初突き指かなと思って病院行ったら2秒で「痛風です」って(笑)

ー体質ですか。逃れられないですね。

体質でいうと、筋肉がつきやすいというのもあって。

ーそれは便利ですね。効率的にウェイトトレーニングができる。

そうそう、高校のときは剣道部だったんだけど、部室にベンチプレスがあって、100kgを毎日のように上げてました。

ー100kg・・・それはすごいですね。

だから竹刀で打つときの圧力が人一倍あって、周りから嫌がられてました(笑)

ー剣道は高校のときに始めたのですか。

小2ですね。私の行っていた学校は全寮制の中高一貫校で、ずっと剣道やってて、最後は燃え尽き症候群になってしまって。
高3で、大学に入学する直前まで部活して、最終日に「もう剣道はしない」って決めて、防具一式部室に置いてきました。

親に黙って防具置いてきたから「お前、防具はどこにいったんだ」って問いつめられましたけどね。

ー厳しそうなお父さんですもんね。どのような教育方針だったのか気になりますね。

自分がやりたいことがあれば、チャンスをつくってくれましたね。

親父から「お前はなにがやりたいんだ」って質問されて、「これがやりたいです」って答えるんですよ。
自分が宣言したことはちゃんとやることが家の方針。

ーなるほど。

中学1年か2年のときちょっとサックスがかっこいいなと思って、間違って「サックスがやりたいです」って言ってしまって。
親父は楽器が好きだから、すごい喜んじゃって。
親父はクラリネットを演奏するんですよ。
次の日に、神保町の楽器につれていかれて「お前の楽器を選べ」って。

ーそこまでいくと「やっぱり辞めます」って言えないですね。

失敗したなーと思いましたね。結局、サックスは3年くらいやりました(笑)

ーすごい。

私はジャズがやりたかったんだけど、親父が見つけてきたのがクラシックの先生だったんですよ。

ー好きなことをさせてくれるお父さんでよかったですね。

テレビと漫画は見るなって言われてました。ゲームは比較的緩かったので、よくやってました。
この辺は親父の本にもエピソードがあります(笑)

ーゲームはやってよかったんですね。

そうですね、小学生のころはファミコンをよくやってました。
今でもゲームは好きで「sokiのだらだらゲームブロードキャスト」というyoutubeチャンネルでゲーム実況しています(笑)

ー今はどんなゲームをされるんですか。

プレステ4の『Star Wars バトルフロント』などですね。ちなみに、このゲームは一番下の息子(6歳)に遊び相手になってもらってます。

ー息子さんがいらっしゃるんですね。

上に高1と小2の娘がいます。

ーなるほど。やはりお子さんもドローンを操縦するんですか?

一度、息子に小さいドローンを操縦させてみたんだけど、うまく飛ばせなくて。墜落するとショックみたい。落ちるのが怖いんだろうね。

ーお子さんへの教育方針も「好きなことはなんでもやらせる」という感じですか。

そうですね。高1の娘が夏からアメリカに留学することになっていて、もしそのままむこうで大学に行きたいなら「自分の決めた通りに責任を自分で取りなさい」って私は言うでしょうね。

ーゲーム以外で、大前さんが小・中学生のころはまっていたものってありますか。

中2くらいのときに、親父が使っていたDOSのパソコンをよくいじってましたね。
当時はインターネットっていう概念がなくて、通信スピードも数百バイトの時代ですよ。

ーそんな時代からパソコンをいじるほど先端テクノロジーへの好奇心が強かったということですね。そこでITの知識を習得するわけですよね。

そう。大学のときにはパソコン環境の構築整備などの仕事でお金もらえるくらい知識があって、結局大学中退してフリーランスでウェブ製作とかできるくらいにはなってました。

ー小中高で生きていくためのスキルを得たということですよね。すごいですね。

大学辞めてフリーランスになると、周囲の大人の人たちが、私が色々知っていることを面白がってくれて、そこから仕事を頂いていくうちに収入は普通の新卒サラリーマンの何倍にもなってました。

当時はウェブが作れるだけで珍しい人材でしたから。

ただ、フリーランスの環境は身体壊すくらい仕事しないといけなくて。
なんかとても疲れてしまったんですよね。

フリーランスの仲間で会社設立も考えていたのですが、それも上手くいかなくて。
それで当時仕事を頂いていたデザイン事務所の社長の下でいったんサラリーマンとしてデザインを本格的に勉強しながら仕事を始めたんですよ。

ーなるほど、クリエイターとしての基礎はそこで習得するわけですね。

そうですね。ウェブ製作だけでなく、映像製作とか雑誌の表紙の写真とか。『ブルータス』の表紙で、中田英寿さんの写真撮影と編集をやったこともあります。

当時から、テレビ局に納品するような映像をパソコンで編集するということもやっていて、それがドローン空撮映像の編集にも生きてると思いますよ。

ー先端テクノロジーとクリエイティブが交差するのが「ドローン」。大前さんが、ドローンにハマった理由が分かったような気がします。

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第2~4回は、2016年6月11日に福岡県東峰村で開催された竹棚田の火祭りの空撮を事例に「第2回~空撮ための準備・申請」「第3回~空撮本番」「第4回~空撮映像の編集」と、大前創希直伝のドローン空撮ティップスをお届けする。

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全4回連載 ドローン空撮クリエイター「大前創希」とは(第1回)

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